No.61　鳥居峠の一里塚

　中山道分間延絵図：　鳥居峠手前　　　　　　　　　　　　↓

　延絵図の鳥居峠手前には　一里塚は描かれていませんが、一里塚跡の文字が見えます。

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　岐蘇路安見絵図：　鳥居峠の一里塚

　安見絵図では、｢鳥井峠｣の字が当てられた峠 の「立バ茶屋三軒」の手前に、中山道を挟んで 一里塚が描かれています。｢木なし｣の文字も読 めます。茶屋の下に｢少し上り｣、その先の旅人の下 には｢是より下り｣の文字。峠からも登るようです。

　峠の手前の文章は、「鳥居峠ハ　信玄の時分の
　　合戦場也　峠迄　上り廿三丁　下り三十一丁」。
　峠の先の文章は、「むかし木曽の　御嶽の鳥井
　　ありしゆへ　鳥井峠といふ」。

　鳥居峠 と 鳥井峠の両方の文字が使われてます。

　中山道分間延絵図：　峯之茶屋

　鳥居峠に境界記号の○印があります。
峠手前、一里塚があった辺りの江戸時代の
　住所：信州筑摩郡奈良井宿字桂沢坂
峠の先、峯之茶屋の江戸時代の
　住所：信州筑摩郡藪原宿字鳥居峠

　峠を下った先には、「字柳の清水義仲硯水」 と書かれた小さな池の様なものが描かれ、隣に は「芭蕉塚」の文字も見られます。

江戸時代