一里塚の位置推定に対する異論

　この下戸田村の二百年前には既に消失していた一里塚の位置推定については、かなり大雑把な推定をしたので、気にしてしました。不安なのでインターネットで検索を掛けると、この一里塚探しの先輩を発見したので、その研究を紹介したいと思います。
　吉野二三男さんの研究は｢中山道一里塚の研究｣と題して戸田市郷土博物館から出版されています。研究の細部は省略し、結論のみを述べると、吉野さんは、私の推定位置よりも50～100m南と推定しています。要するに、私が江戸時代の堤防位置を北に錯覚していた訳です。確かに吉野さんの説の方が、志村～辻までの距離の中間に近く説得力があります。もし、私の研究が草津まで辿り着いたら、このNo.4に戻って改訂するかもしれません。

吉野さんは中山道全域の一里塚の研究をされているようです。いずれは同題名で全研究成果を発表されるのではないか…と推察しています。
　後発である私の研究の題名に、｢ニンベン｣を２つ付けておいて良かった。