延絵図で伊奈川橋を見てみましょう。(左上)
　木曽路名所図絵には…いにしえは二十七間に て、閣道なり。…中略…後世石を畳て崖とし、 縮めて十六間とす。…とあります。
　英泉先生、字橋場の人家を描くなど、ちゃん とスケッチしているようですが、構図を工夫し て小さい橋を石垣の陰に隠したみたいです。
　右下は、須原宿出口にある定勝寺の別院で、 岩出(手)観音堂。京都の清水寺に似た懸崖造り のお堂です。街道から石段の所に延びる参道に は｢観音道｣の文字がみられます。

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