左上写真は、勝山西交差点付近から見た国道２１号線と木曽川。本編で寄り 道をお勧めしている岩屋観音堂への参道が右側の崖の中腹に見えています。こ の中山道の観音坂は、1730年(享保十五年)大工事を行っています。付近の国道 脇には、その時の遺物らしき石柱などが多く見受けらけますが、史跡案内板が ないので、残念ながら私には解読できません。注目して戴きたいのは、国道の 延長線上左側で、木曽川を左に押し曲げている大きな山。
　右上の写真は、坂祝町と各務原市との境界。国道の右歩道を歩き続けて、山 に突き当った所です。鉄道は隧道で、国道は洞門で山を抜けて南側の宝積寺町 へ延びています。しかし、江戸時代の中山道はこの山が越えられず、ここで向 きを変えて、西側のうとう峠へと迂回している訳です。右上の撮影地点に立つ と、正面の山よりも　うとう峠の方が低い事にお気付きになると思います。
　なお、撮影地点の現代の中山道は、国道と線路の下の暗渠の中です。

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